バッテリーの知識BATTERY KNOWLEDGE

クルマ用バッテリーの知識

バッテリーあがりの原因と充電方法

バッテリーあがりの様々な原因を知り、寿命の判断、充電の方法などを見てみましょう。

バッテリーあがりの原因

バッテリーあがりには様々な原因があります。

代表的な事例と回復

半ドア、ライト消し忘れ等による過放電

バッテリーが新しい場合は充電すれば回復します。


長期間乗らないことによる自己放電

放置期間が短い場合(3ヶ月程度)は充電すれば回復します。


車両側充電装置(オルタネーター、レギュレーターなど)の故障による、充電不足

車両側修理が必要です。バッテリーが新しい場合は充電すれば回復します。


オーディオ、エアコン等の過剰使用による充電不足

バッテリーの容量アップが必要です。


車両側配線の劣化等によるリーク

車両側修理が必要です。バッテリーが新しい場合は充電すれば回復します。


端子緩みによる接触不良

バッテリーが新しい場合は充電すれば回復します。


バッテリーの寿命

交換が必要です。


事故等の衝撃によるバッテリー内部故障

交換が必要です。

寿命や内部故障以外の理由でのバッテリーあがりの場合は、充電すれば再使用できるケースが多いですがバッテリーは一度あがってしまうと、充電しても以前の性能は発揮できませんので、2年以上ご使用になったバッテリーの場合は交換をお奨めします。


中堅社員のオダさん 社員が語るバッテリートラブル体験記!


中堅社員のオダさんは休日に買い物に出かけようと、車に乗り込んでキーをひねったが、「シーン・・・・」ライトもオーディオも全くつきません。
もしやと思い調べると、トランクがきちんと閉まっておらずランプが点きっ放しでバッテリーがすっからかんに・・・・
もう一台の車からブースターケーブルでエンジンをかけ、事なきを得ました。
気づいたのが早かったからいいものの、これが次の週まで気づかなかったら復活しなかったかもしれません。


寿命の判断 バッテリーあがりの原因  ブースターケーブルの使い方  充電方法


Q自動車用バッテリーの平均的な寿命は何年くらいでしょう?

Aバッテリーの寿命は、使用環境により大きく異なりますが、平均すると2〜3年くらいです。

寿命が近くなると現れる一般的な症状

バッテリーの突然死に注意!

バッテリーは寿命期の症状が表れずに突然死するケースもあります。
バッテリー専用のテスターでこまめなチェックをおすすめします。

ブースターケーブルの使い方 バッテリーあがりの原因  寿命の判断  充電方法

※12V車(-アース車)の場合

※ 救援車のバッテリーはトラブル車のバッテリーと同じ電圧であること。
※ ブースターケーブルの取扱説明書を参照ください。


なぜ最後にエンジンブロックに繋ぐのでしょうか?

電気は電圧の高いほうから低い方へと流れます。
故障車のバッテリーは弱っているので電圧が低く、救援車のバッテリーは正常なので電圧が高くなっています。この理由により、最後に故障車のー端子を接続すると火花が飛ぶ可能性が高くなります。最悪のケースでは、その火花にバッテリーの水素ガスが引火して爆発する可能性があります。
この最悪の状況を避ける為に、一番最後の接続はバッテリーから遠いエンジンブロックに接続するのです。

充電方法 バッテリーあがりの原因  寿命の判断  ブースターケーブルの使い方

普通充電

バッテリーの充電状態をほぼ100%まで回復させる充電です。
バッテリー容量の1/10の電流で充電するのが原則です。バッテリー容量がわからない場合は下記表を充電電流目安としてください。
充電時間は、充電量0%から100%充電完了までで、約12時間です。よって充電時間は元々の充電状態によって変わってきますのでご注意ください。
また、充電器のスペックにより充電電流が異なりますのでご注意ください。

充電完了の目安は?

ガスが多く発生したり、バッテリーが温かくなってきたら充電完了のサインです。


急速充電

エンジンが始動できる状態まで応急的にバッテリーを回復させる充電です。
急速充電は短時間で、エンジンをかけることができる位まで充電することができますが、満充電までは充電できません。また、バッテリーの寿命が短くなりますので緊急の時以外は普通充電を行ってください。
バッテリー容量の1/1の電流で充電します。充電時間はバッテリーサイズに関わらず、最大30分間までとしてください。30分以上の充電は、バッテリーを大きく痛めます。

注意

バッテリー液を補充できないタイプのバッテリー(密閉型など)は絶対に急速充電は行わないでください。バッテリーが膨れたり、爆発の原因となります。

充電に関するご注意!

詳細な充電方法は充電器の取扱説明書をお読みください。

充電をする際は、フタの液口栓を全て開け、中にバッテリー液が入っていることを確認し、風通しのよい場所で充電をしてください。もしバッテリー液が足りない場合は、精製水(もしくはバッテリー用補充液)を規定量まで補充してから充電してください。
充電後は30分程度放置し、ガスが抜けるのを待ってからフタの液口栓を全て閉めて車両へ搭載してください。
バッテリーの電解液は、希硫酸です。衣服や皮膚に着かないようにご注意ください。