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ぱわぷるんの部屋
ぱわぷるん物語

第二章 〜ぱわぷるんとドライブ(前編)〜



フクダ君フクダ君がこの生き物を「ぱわぷるん」と呼ぶようになって、1ヶ月経ったある休日の事でした…。

「そうだ、こいつを連れてどこかドライブに行ってみよう!」
フクダ君はそう考えました。
愛車は先輩から譲り受けた中古車。
買ったときは相当年季が入っていたクルマも、フクダ君が丁寧にメンテナンス・掃除・洗車をしたので、今では新車と見間違うくらいになりました。
最初は、エンジンも掛からなかったというくらいだから、フクダ君も懸命に整備したのかと思いきや、実はバッテリーが弱っていただけでした。

「学生時代にガソリンスタンドでバイトしてたし、このくらいは簡単」とフクダ君も、自分の整備でクルマが復活した事に満足していました。

「最近、雨が多かったし、なかなかドライブに行けんなかったんだよなぁ〜」
フクダ君はクルマでドライブしながら、音楽を聴くのが大好き。
「ぱわぷるんも絶対喜ぶはず!」
なんて思ってフクダ君は、ぱわぷるんを誘ったのでした…。

ぱわぷるんそしたら
「えっ!?クルマでドライブ?やったぁ!!」
と、ぱわぷるんも大喜び。

さぁ楽しいドライブの始まりです。
フクダ君の大好きな洋楽をいれたテープとギターは持ったし、地図も持った。
準備は完璧。
でも、さっそく暖気運転だという時になりエンジンをかけると、ぱわぷるんが居なくなったのです。

「あれ!?あいつ、どこ行ったんやろ?」
あちこち探しまわるフクダ君。大事な「箱」を忘れて、部屋に戻ったのかと思い部屋に戻ってみても居ない…。トランクに隠れているのかと思い、トランクを開けてみてもぱわぷるんは居ません。

「ん!?まさか…!」
運転席に戻り、ボンネットを開けてみると…。
ぱわぷるん「フクダ君まだ出発しないの〜?」と退屈そうなぱわぷるんが、エンジンルームに居ました!
「お前、なんでそんなとこに!おまえを探してたんやぞ?」
と、びっくりするフクダ君。

それから、「助手席に来なさい」といくら説得しても、ぱわぷるんは「ここが良いの!」と言い張るばかり…。

ぱわぷるん「ここ(エンジンルーム)がどうしても好きなの!」
「しゃーないなぁ、一緒に行ってる意味無いけど海に着いたら、降りるんやで!」
「はーい☆!!」
どうやら、フクダ君は海に行きたいようです。さぁ早速ドライブの始まりです。

大好きな音楽を聴きながら、順調に海まで走るフクダ君の愛車。休日だから混むだろうと、朝早く出発したのが正解でした。渋滞にもつかまらずに、スイスイ走るフクダ君のクルマはあっという間に海まで着いたのでした。

順調に海まで着いた、フクダ君とぱわぷるん。
でも、この後フクダ君とぱわぷるんにある出来事が待ち構えています...。

一体、フクダ君とぱわぷるんの身に何があったのでしょう...。

ぱわぷるん海に着くと、ぱわぷるんは大はしゃぎ…。
どうやら、ぱわぷるんにとって、海は初めてだったようです。
「水がいっぱいだぁ!こっちに流れてくる〜」
「あれは、波っていうんよ」

「なみぃ!?」
「そう、波。波の音と海風が最高に気持ちエエねん!」
とフクダ君もとっても満足気です。
しばらく、砂浜で遊ぶぱわぷるんとフクダ君。どこでも、人気者のぱわぷるんはすぐに女の子数人に囲まれます…。

「かわいい〜!何て名前なの?」
「ぱわぷるん!フクダ君に名前付けてもらったの。この人!」
と、ぱわぷるんも楽しそう。
フクダ君も
「こいつ、なかなかやるやん…」と思いながら、ぱわぷるんを見ています。
それからは、一緒に遊んだり、フクダ君が得意のギターを披露したり。
お話したり、写真を撮ったり…。
フクダ君も、ぱわぷるんもそれはもう大変楽しそうでした。

でも、女の子達と別れて、家に帰ろうとした時にフクダ君は大変な事に気づいたのです。

ぱわぷるん「あれ!?クルマのキーがない!!」
あわて出す、フクダ君。
いつもなら、ポケットの中に入れているはずのキーがありません。

そして、駐車場に停めてある車を見て、フクダ君はびっくりしました。
「あれ!?ドアは鍵がかかってる…ん!?これってまさか…」
そう、よく見ると助手席にはフクダ君の愛車のキーが置いてあります。
「うわぁ!閉じこんでしまったぁ…。しくじったなぁ!」
しぶしぶ、携帯電話をポケットから取り出すフクダ君。

「はい……そうです、閉じこんじゃって。
場所は〜〜ビーチの駐車場です。はい、お願いします。」

何やら深刻そうに電話しているフクダ君を、心配そうに眺めるぱわぷるん…。
すると、しばらくするとトラックがフクダ君のクルマのそばにやってきました。

「すみません!フクダです。このクルマなんです。」
トラックから降りてきた男に、声をかけるフクダ君。
するとその男は、難なくフクダ君のクルマのドアを開け、助手席に置いてあったキーを取り、フクダ君に渡したのでした。

簡単な手続きを終え、フクダ君は礼を言いトラックを見送りました。

「しまったなぁ…。まぁエエか!帰ろうっと!あれ、ぱわぷるんは?」

気持ちがクルマに行っていた間に、ぱわぷるんは居なくなってしまいました。

「あれぇ!?あいつ、またどっかいったなぁ…。そろそろ暗くなるのに…。」
すると、駐車場のそばの植え込みがゴソゴソと動いたのでした。

ぱわぷるんフクダ君がその植え込みを見てみるとそこには、ぱぷるんが隠れていました。
でも、明らかに顔色の悪いぱわぷるん…。。

「あのお兄さん帰った?」
ぱわぷるんは心配そうに聞きます。

「帰ったよ?どうしたん?別に悪いことする人違うんやで?助けてもらってたんやで?」
「うん、そうなんやけど…。何か、思い出したみたいで…」
「んっ!?お前なんか思い出したんか?」
ようやく落ち着きだしたぱわぷるん…。

「う〜ん。何か物凄く怖い思い出やったような…。でも、もう忘れたわ!じゃぁ帰ろう!」
「なんや!よう分からんやつやなぁ…。ま、エエわ!帰ろか。いやぁ今日は楽しかったなぁ!ぱわぷるんまた海こような!」
「うん!また来よう!」
どうやら、ぱわぷるんはいつものぱわぷるんに戻ったようです…

その後は、無事家まで着いたフクダ君とぱわぷるん。
終わってみれば、楽しい休日のようでしたが、ぱわぷるんはまた何か思い出したようです…。
しかも、フクダ君がクルマを助けてもらっている時でした。
ぱわぷるんは過去にどんな思い出があったのでしょう…?

まだまだ謎が多いですね!

プロローグ
第一章
第二章
■第三章

謎の生物「ぱわぷるん」の物語…。今後も続編公開予定ですので、お楽しみに!!



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